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変化自在の一飯一汁

[コラム #1] Miracle of​ One Rice One Soup



米の歴史は約9000年前に遡ると言われています。

狩猟文化による不安定な食生活から食料を安定して手に入れる為、自然に生えている稲の実を取り、住んでいる近くにばら撒き収穫する農耕を行うようになりました。そして、約2000~3000年前に日本列島に米が伝わりましたが最初はモミごと焼いてそのまま食べたり、湯に漬けて食べたりしていたようです。そして約1800年前に農業が確立されると同時に、米を蒸したり炊いたりするようになりました。しかし、庶民が白米を口にしだしたのは江戸時代からで、それでも米は税として幕府に収めていた為、祭事の時にしか口にできませんでした。1873年になり、税をお米からお金に変更された事で、お米=富(権力)の歴史に幕が下りました。このように、日本人はお米によって文化を形成し、お米の為に戦ってきた民族であり、今でも一日に一回はお米を取らないと落ち着かない人も少なくないのではないでしょうか。

日本において800年程前から採られている一汁三菜は字の如く、汁一品におかずとなる三菜を共に提供するスタイルで近年でも世界的に見直されてる豊かな食といえます。また、飯は必ずあるものとし、そもそもそこに数えられません。しかし、忙しい時代を生きる現代人にとって、一汁三菜というものは手間と時間がかかり、日常的に食すのは難しく、次第に菜の数が減って一汁一菜を通り越し、副食、主食、汁ものが全て合体化し、たった一つの器に盛って出すワンディッシュ化が起きている事も懸念されています。

しかし、たった200年前の江戸時代ではご飯と汁物のみというのが庶民の日常的な食事スタイルとされていたようで、それはシンプルであり、栄養バランスも摂れる私たちが提案する一飯一汁そのものであり、現代において、異なる生活環境にあるどんな国や地域でもその地のライフワークに溶け込むその地だけの一飯一汁スタイルの食事スタイルを生み、心や体、環境にも良く、持続可能な『食べる・飲む』という事が世界中に広まるのではないかと思います。


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